兵庫県プライマリ・ケア協議会の代表幹事に就任しました兵庫県医師会会長の八田です。本協議会の発展に尽力していくつもりですので宜しくお願い申し上げます。
 日本が超少子高齢社会になって10年以上が経過しました。「地域包括ケアシステム」は、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で生活できるよう包括的な支援・サービス提供体制の構築を地域ごとに目指しています。兵庫県医師会は、地域における医療・介護の関係機関が連携して県民に包括的かつ継続的な在宅医療・介護を提供できるように県行政と協力しています。そのために、プライマリ・ケアは地域の医療にとって重要な役割を担っています。
 プライマリ・ケアとは、「患者の抱える問題の大部分に対処でき、かつ継続的なパートナーシップを築き、家庭及び地域という枠組みの中で責任を持って診療する臨床医によって提供される、総合性と受診のしやすさを特徴とするヘルスケアサービスである」と定義されています。すなわち、県民のあらゆる健康上の問題、疾病に対し、総合的、継続的そして全人的に対応する地域の保健医療福祉機能です。緊急医療対応から健康診断の結果についての相談まで幅広く行う医療が求められています。プライマリ・ケアを行う医師は、そのために専門的なトレーニングを受け、患者さんの抱える様々な問題にいつでも幅広く対処できる能力を身につけている総合医(何でも診る専門医)です。また、必要に応じて最適の専門医を選択し、バトンをつなぐ役割も行っています。在宅診療や地域の保健・予防など多職種と連携して住民の健康を守る役目も担っています。
 当協議会は、県民が安心・安全な保健医療福祉サービスを受けることができるように、多職種の方々と連携して事業を進めていく所存ですので、今後ともご協力ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

八田 昌樹