HPVワクチン定期予防接種啓発ポスター・ハンドアウトについて

令和元年12月吉日

HPVワクチン接種により子宮頸がんの発生頻度が大幅に低下することが諸外国で既に実証されています。日本においては平成 22 年度から HPV ワクチン接種の公費助成が開始され、平成 25 年 4 月に予防接種法に基づき定期接種化されていますが、接種後の慢性疼痛や運動障害などの多様な副反応の報告が相次ぎ、同年 6 月に接種の積極的勧奨が中止され現在に至っていることは皆さんご承知のことと思います。現時点で国がHPVワクチン接種の積極的勧奨を再開することは期待できない状況ですが、日本産科婦人科学会ならびに日本産婦人科医会は、科学的見地に立ってHPVワクチン接種は必要と考え、積極的勧奨の再開を国に対して強く求めるとともに、子宮頸がんとHPVワクチンに関する科学的根拠に基づく正しい知識と最新の情報を常に国民に向けて発信することを続けています。
そこで兵庫県産科婦人科学会も、県民がHPVワクチン接種を受ける正当な機会を逃すことのないよう、専門家集団の責務として、HPVワクチンは現在も定期予防接種の位置づけであり公費負担で無料接種ができることの情報提供を広く県民に行う必要があると考えています。今回、HPVワクチン定期予防接種啓発のA2サイズのポスターとA4サイズのハンドアウトを作製いたしました。各医療機関の受付や待合室など患者様の目に留まる場所で掲示や配布をお願いいたします。多数部必要な場合は、お手数ですがこのサイトよりPDFをダウンロードし各自印刷してご利用ください。
将来、子宮頸がんで苦しむ女性を一人でも減らせるよう、皆様のご協力をお願いする次第です。

兵庫県産科婦人科学会
会長 山崎 峰夫
日本産婦人科医会兵庫県支部がん部会
山口 聡