どんな不整脈ですか?

 心臓の筋肉の中には電気が流れていて、心房と心室が規則正しく動くようになっています。加齢による衰えや心臓病などによって心房が震えたようになることがあり、これを心房細動といいます。心房細動には一過性に治まる人と一生続く人がいます。

治療や療養に関してのアドバイス

 心房細動が起きると、心房で血液のよどみが起こりやすくなります。それが血の塊(血栓)となり、体のさまざまな血管を詰まらせる危険性があります。脳で血栓が詰まる脳梗塞は、約3分の一がこうした不整脈が原因です。
 治療は不整脈それ自体を治す治療と血栓による合併症を予防する治療に分けられます。最近ではカテーテル治療によって心房細動を起こす電気の線を焼灼したり、冷凍凝固して遮断する方法が普及してきています。
 また、血栓による合併症を予防する治療では「ワルファリン」という血液をさらさらにする薬がありますが、効きすぎると鼻血や歯肉出血などを起こしやすいので、薬の効き目ヲ採血で頻繁に確かめる必要があります。納豆や青汁などは効き目を弱めるので制限します。
 最近、食事制限や頻繁な検査が不要な新しいお薬も出てきており、脳梗塞の予防効果が高く、出血の副作用も少ないという報告があります。
 心房細動は、高血圧症や糖尿病、心臓弁膜症など心臓の病気と合併することも多く、そのような場合は心臓の負担を軽くするため、利尿薬や血圧を下げる薬を服用します。