鼻の奥の突き当たりの壁に咽頭(いんとう)扁桃というリンパ組織があります。アデノイドとも呼ばれます。
 このアデノイドは3歳から6歳ぐらいまで大きくなり、10歳を過ぎると小さくなります。アデノイドが大きいことで鼻づまり、いびきや睡眠時無呼吸、滲出性中耳炎を起こした場合にアデノイド肥大と呼びます。

アデノイド肥大の原因は

咽頭扁桃の肥大

10歳頃には自然に退縮 アデノイドが原因で耳、鼻、のどに慢性炎症を起こしている時は切除が必要

治療や療養に関してのアドバイス

 いびき、鼻づまりや滲出性中耳炎を起こす咽頭扁桃の腫大をアデノイド肥大と呼びます。いつも口をあけて呼吸するのは、アデノイドが鼻腔の奥をふさいでいるため鼻呼吸が出来ないためです。いびきをかくのはアデノイドが空気の通り道を狭くするためです。鼻づまりのために口をあけて呼吸をすると、乾いた空気がのどに当たり、風邪をひきやすくなります。アデノイドは10歳ころには退縮し、これらの症状も自然に治ってきます。アデノイドが原因で滲出性中耳炎になったり、耳、鼻、のどに慢性の炎症を起こす場合はアデノイドの切除が必要です。いびきや鼻づまりのために注意力散漫になったり、記憶力、思考力が低下する時は手術を考える必要があります。主治医と相談して下さい。

  • アデノイドが原因で耳、鼻、のどに慢性炎症を起こした時は、切除が必要!
  • いびき、鼻づまりが原因で記憶力、思考力の低下をきたす場合は切除を選択!

 アデノイドは思春期にはほぼ消失します。しかしアデノイドが原因で起こる滲出性中耳炎や耳、鼻、のどの慢性炎症に対しては手術が必要ですので、主治医と相談してください。

どこの科にかかったらよいか

耳鼻咽喉科にかかってください。