何度も同じところを掃除したり、繰り返し戸締まりをしたり、かびやばい菌が気になって吊革や手すりを持てなかったり… こんな時あなたは、周りの人に「あなた、潔癖性やねえ」と言われませんか?

「潔癖性」

「潔癖症」は「不潔恐怖」とほぼ同義ですが、広い意味で「強迫性障害」の一症状です。日常生活に支障をきたさない程度の症状は治療の対象にはなりません。たとえば数字の4や9を避けるという行為は多少なりともあるのではないでしょうか?しかし、出勤する際に鍵がちゃんと掛かっているか何十回も確認し、そのせいで遅刻するとなると日常生活に支障を来しているレベルとなります。このような症状はストレスがかかると症状が悪化し易いことが知られています。だからと言ってストレスだけが原因とは言い切れません。心理的な要因から発症してくると考えられていたものが、近年の脳機能解析の進歩により、「強迫性障害」も、セロトニンなどの神経伝達物質のバランスが崩れていることや脳の特定部位(前頭前野、帯状回)の機能障害が関与していることが明らかとなってきました。そこで今では選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)を中心にいくつかの薬剤を用いた薬物療法が行われ、併せて行動療法(暴露、儀式妨害)も行われているようになっています。

どこの科にかかったらよいか

あなたが苦痛を感じるような症状がある場合には心療内科、精神科に相談すればよいでしょう。