からだの冷えは女性に圧倒的に多く見られます。診察をしても原因が見つからなかったり、血液の循環を促す薬を飲んでも改善しなかったりすることがよくあります。このような場合に、漢方薬が有効なことがあります。東洋医学ではさまざまな病気の原因として冷えを重視しており、薬の種類も豊富です。

冷え性の原因は

  • 冷え性は甲状腺機能低下、低血圧、貧血、膠原病、レイノー病など種々の病気に伴って現れる症状でもあるので、まず内科でそれらの基礎疾患がないかどうかを調べることが大切です。
  • 西洋医学的に原因の不明な冷えには漢方による治療が有効なことがあります。

治療や療養に関してのアドバイス

・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)は手足の先の冷え、しもやけ、冷えが強くて皮膚の色がの悪いときによろしいです。また、冷えて、頭痛、下腹部痛、腰痛が起こる時にも効きます。
・苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)は、腰から下が水中に座っているように冷え、腰の周りに銅銭の束を下げているように重く感じる時によろしいです。
・桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)は手足の冷えに痛みやしぴれを伴う場合、鎮痛作用のある附子が入っていて効果的です。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は冷え性のほかに、貧血や月経不順など女性特有の症状がおおくみられる場合によろしいです。
・これらのほかにも漢方では、患者さんの体質や体力を見極めて処方を決めていきます。
漢方に詳しい医師に相談してください。

どこの科にかかったらよいか

内科医・婦人科にかかって下さい。漢方を出されている先生も多くいらっしゃいます。