舌の表面に苔のようなものがはえる

 舌の表面はよく見るとじゅうたんの表面のように小さな突起が無数にはえています。舌の表面に苔のようなものがはえている場合、これを舌苔(ぜったい)と呼びますが、これは上皮から剥がれた粘膜や細菌、食べかすが舌の表面に付着したものです。本来食べ物をよく咬んで食べていれば舌のきれいな状態を保ちやすいものです。糖尿病や胃腸病や全身の衰弱があると舌苔を生じることがありますが、健康なのにできている人もいます。

舌苔(ぜったい)の原因は

  • 口の中が不衛生
  • 口呼吸(鼻が詰まってて口で呼吸をしている)
  • 唾液の分泌量が少ない
  • 食事時舌をあまり動かさない、よく噛まない
  • 喫煙

治療や療養に関してのアドバイス

舌に苔のようなものがはえている場合は舌の表面をぬぐってカビがいないか検査をし、糖尿病や胃腸病や鼻の病気の有無を調べ、病気がなかったら生活習慣に問題がないかを検討してください。

  1. やわらかいものばかり食べずよく咬んで食べましょう。
  2. 歯磨きをきちんとして口の中を清潔にしましょう。
  3. 口臭を気にしすぎないようにしましょう。
  4. 舌をこすりすぎないようにしましょう。

どこの科にかかったらよいか

まずは耳鼻咽喉科、必要に応じて内科・歯科