太田母斑とは、顔面、特に眼球や額に現れることの多い青あざの一種で濃淡や淡い褐色の点が混在します。

乳児期と思春期近くになって発生することが多く、男女比では女性の方が多いです。

太田母斑の原因は

メラノサイトが増殖しており、メラニンの量が通常と比べて増加することから発症します。皮膚を構成する細胞を細かく見るとメラニンと呼ばれる色素を形成するメラノサイトが存在しています。
通常メラノサイトは、真皮と呼ばれる部位には存在していません。なかにはGNAQやGNA1といった遺伝子異常に関連して病気が発症することがあると報告されています。また太田母斑の発症には内分泌環境が関与していると考える研究者もいます。なお、紫外線は病変のし主座である真皮に位置するメラノサイトまでは届かないため、紫外線のもたらす影響は小さいと考えられています。

太田母斑の治療法に関してのアドバイス

太田母斑は放置しても原則問題ありませんが、最近はレーザーによる治療が有効であることが判明し、保険適用も認められています。ただレーザー治療は、月1回であざが消失するわけでなく、間隔を空けて複数回実施し、数年かかることがおおいです。痛みもあるので、局所麻酔をして施術します。治療費は、公的保険を使って原則1回1万円前後です。効果には個人差があり、完全な消失を治療のゴールに置くのではなく、目立たなくなる程度でやめておく方が、色素脱失などの副作用を避ける観点からも無難です。

どの科に行ったらよいか

Qスイッチレーザー(ルビーレーザー・アレキサンドライトレーザーなど)のある施設での受診が必要。