医療班現地レポート(第16陣~第20陣)


第16陣

日時 4月22日~4月24日
派遣メンバー (兵庫県医師会)
(1)鈴木 克司(耳)尼崎市
(2)野間 大路(小)姫路市
(3)南  和光(内外)中央区
(4)柴田 哲夫(眼)宝塚市
(5)谷澤 義弘(内)明石市
(6)田中 良樹(内)東灘区
(兵庫県看護協会)
(7)石山 昇一
(8)山崎 精士
(9)佐藤 徳子
(兵庫県薬剤師会)
(10)須田 千世
(11)來住 吉晃
(事務局)
(12)山口(兵庫県)・吉田(神戸市)・藤田(姫路市)
概略 今回から初めて仙台空港経由で現地入り、帰路も仙台空港からというアクセスになった。耳鼻咽喉科専門医として初めて鈴木克司常任理事が参加したほか、2役員が地元との調整も兼ねて合流。全半壊の自宅の整理や被災証明の取得等の手続きのため日中の救護所利用者は高齢者が主体。

現地レポート(鈴木克司)PDF(242KB)


第17陣

日時 4月24日~4月26日
派遣メンバー (兵庫県医師会)
(1)萩原 善行(眼)尼崎市
(2)廣石 恵才(内小)宝塚市
(3)飯田 俊博(内外)宝塚市
(4)竹本 博行(小)川西市
(5)田中 賢治(整)灘区
(6)谷澤 義弘(内)明石市
(兵庫県看護協会)
(7)石山 昇一
(8)服部 玲子
(9)野島 多恵子
(10)手島 裕子
(兵庫県薬剤師会)
(11)須田 千世
(12)來住 吉晃
(13)高馬 将一
(14)坂口 重人
(15)深坂 洋平
(事務局)
(16)安慶名(兵庫県)・高橋(尼崎市)・垣渕(姫路市)
概略 震災から1ヵ月半が過ぎても原発事故も震災の概容も未確定の中、仙台空港の再開されたことにより伊丹~山形から伊丹~仙台にとアクセスも良くなっての派遣になりました。緊急性の高い身体疾患や感染性疾患が少なくなってきて、代わりに避難所での生活に伴ったストレスとか個々人の精神状態の不安からの病態が目立ち始めてきたのに加え避難所で多くを占める高齢者の慢性疾患の管理が求められるようになり、今後の医療救援活動の質的な見直しを検討せざるを得ない時期に来ていると感じました。

現地レポート(竹本博行)PDF(71KB)


第18陣

日時 4月26日~4月28日
派遣メンバー (兵庫県医師会)
(1)伊賀 文計(内)明石市
(2)松本美智子(眼)姫路市
(3)野澤 真人(内)中央区
(4)森  茂樹(内)尼崎市
(5)谷澤 義弘(内)明石市
(兵庫県看護協会)
(6)高橋 尚子
(7)寺本 公子
(8)鶴谷 由紀
(兵庫県薬剤師会)
(9)坂口 重人
(10)深坂 洋平
(事務局)
(11)安慶名(兵庫県)・高橋(尼崎市)・垣渕(姫路市)
概略 18陣からは仙台空港経由で石巻市に入った。診療では感冒後の長引く咳の方が主で重症疾患は無く全体的な受診数は減少している。眼科疾患に関しては近隣の医療チームからの診察要請があり訪問診療を行った。今回、初めてAEDの設置の確認・避難所内でのAED講習会を行った。人の出入りがあるためAED講習会の更新が必要と思われる。慢性期に入り地元医療機関への円滑な橋渡し・介護の充実が今後の課題と思われる。

現地レポート(野澤真人)PDF(252KB)


第19陣

日時 4月28日~4月30日
派遣メンバー (兵庫県医師会)
(1)太田 昌資(外)明石市
(2)小山 英治(眼)明石市
(3)勝部 芳樹(内)西宮市
(4)吉田 光範(内)芦屋市
(兵庫県看護協会)
(5)高橋 尚子
(6)寺本 公子
(7)鶴谷 由紀
(兵庫県薬剤師会)
(8)坂口 重人
(9)深坂 洋平
(10)沢崎 高志
(11)菅原 康洋
(事務局)
(12)小倉(兵庫県)・鶴留(尼崎市)・村井(姫路市)
概略 現地の気候も穏やかで桜も満開。28日は震災から四十九日にあたり、各地で法要が営まれた。診療状況は慢性疾患の管理が中心で感冒症状は散見する程度。巡回先の受診者も減少傾向。今後は被災者の精神的ストレスに対する対応がますます重要になってくると予測される。

現地レポート(勝部芳樹)PDF(357KB)


第20陣

日時 4月30日~5月2日
派遣メンバー (兵庫県医師会)
(1)藤原 克昌(内)垂水区
(2)吉田 竹志(整)伊丹市
(3)伊藤 祐一(内小)尼崎市
(4)東  文造(整)尼崎市
(兵庫県看護協会)
(5)松岡 千代
(6)本田 美樹
(7)森本 美智子
(8)西田 左恵子
(兵庫県薬剤師会)
(9)坂口 重人
(10)深坂 洋平
(11)沢崎 高志
(12)菅原 康洋
(事務局)
(13)小倉(兵庫県)・鶴留(尼崎市)・村井(姫路市)
概略 第20陣として4月30日(土)8時15分空路伊丹から仙台へ。
構成は伊藤祐一、東文造両先生(尼崎市)吉田竹志先生(伊丹市)と私の4人。
現地で小倉参事はじめ尼崎市、姫路市医師会の事務員、明石市、姫路市薬剤師会、看護協会の皆さんと合流。日程は先陣隊の通り。石巻中学の兵庫県医療救護所を拠点に住吉中学、山下小学校、図書館、公民館の避難所を巡回した。診療の合間に被災現場を見学。
石巻市の避難者は4月30日現在22、826人、避難所152か所。避難者の動態に応じて市は避難所のリセットを行いそのフォーマットを5月8日Web上に発表するという。
JMATも支援体制のリセットが必要である。

現地レポート(藤原克昌)PDF(73KB)